すっかり日没も早まり、夜は家でゆっくりされる時間も長くなってきたのではないでしょうか。
「読書の秋」と言う言葉を思い出し、今回は、イタリア人がどれくらいの本を読むのかちょっと調べてみました。
2011年の読書量を6歳以上の人2600万人を対象に行った調査によると、1年間で1冊でも本を読んだことがある人は、45,3%のこと。地域別にみると、北部・中部イタリアでは48%、南イタリアと島々では35%と、13%の差があるようです。
本を読んだと回答した人でも、3冊以上読んだ人の割合は、45,6%。12冊以上読んだ人は、13,8%とのこと。
では、インターネットを使用して、書籍やe-bookを購入した人の割合は、27,8%の人が利用したことがあるとの結果です。
イタリア人の読書量が少ないのを象徴するかのように、残念ながらフィレンツェでも毎年、有名書店から専門書店まで、閉店に追い込まれています。先月もレプッブリカ広場にあった書店も閉店してしまいました。
店内にソファーが置いてあったり、カフェがあったりして、ゆったり時間を過ごせることができるイタリアの書店。
イタリア留学中にイタリア語の本を読んでみてもいいですね。イタリア語に翻訳されている日本の本もありますので、そういった本を読んでみてもいいですし、子供向けの本を読んでみてもいいですね。子供向けでも、案外、知らない単語が載っていたり、基本的なイタリア語の文章や言葉が出ていますので、イタリア語の勉強には役に立ったりしますよ。